なにごとにおいても共通すると思いますが、目的が明確であれば、成果が出しやすい傾向にあります。
分析プロジェクトにおいても必ず『目的』を明確にする事は必須です。
私も仕事がら『AI下さい』系のお問い合わせは数多く貰うのですが、『AIをやりたい』が目的になっているケースでは案件化した事がありません。
案件化=お客様の組織内で稟議記載ができて、その稟議が承認プロセスに乗るという事を意味しています。
つまり、妄想で終わる訳です。
分析プロジェクトを立ち上げたばかりの企画段階ではまずこの『目的』を明確化する事からはじめます。
- 売上向上
- コストダウン
- 品質向上
- リスク低減
と書くと適当に『売上向上させたい!』とか適当な目的を出してくるお客様…非常に多いです。
まだ、この段階で統計学で解決するのか、AIで解決するのかはさっぱり分からないので、『現状の売上や売上推移』と『売上向上』=『目的を達成する』事を妨げる要因を10個程度列記していきます。
え?そもそも現状の売上のブレークダウンができていない?
ありえない事ですが、現在の売上のブレークダウンができていない企業様は結構多いので、驚くに値はしませんが、そんな時は基本に立ち返って、現在の売上の把握を行います。
この段階でも分析の知識は必要なのですが、一般的にこのフェーズはデータの基礎俯瞰フェーズとなるため、個人的にはBI領域(可視化フェーズ)として扱っています。